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夢見る夢子を観察日記

夢見る夢子を観察日記

*(工事中)

マルチ商法とは、商品やサービスを契約して、次は自分が買い手を探し、
買い手が増えるごとに、マージンが入るネズミ講式の取引形態です。
ネズミ講との違いは、商品・サービスが介在している点だけです。
人口は残念ながら有限なので、組織は破綻する事が明らかで、末端の人は、損をするだけです。
しかし、業者のうまい勧誘によって、被害者は急増しています。
ちなみに、マルチ商法=MLM=ネットワークビジネスです。
正式には、連鎖販売取引と呼ばれ、特定商取引に関する法律によって規制されている取引形態です。

マルチ商法への入り口は、
楽天のホームページであったり、spamであったり、サイドビジネス系掲示板であったり、
久しぶりの同級生・友人・近所の人・知り合いからの電話や、説明会へのお誘いであったり、
・・・・いたるところにあふれています。

騙されないようにするには、基本的な予備知識が必要です。

マルチ商法の歴史と現状

マルチ商法は,加入者が他の者を組織に勧誘加入させて、
自分の組織内における地位を引き上げることによって
組織が拡大していくという特徴を持っています。
もともとアメリカでMLM(マルチ・レベル・マーケティングプラン…Multi Level Marketing Plan)と呼ばれていたものです。
よく「マルチ商法とMLMは違うものだ」という声を聞きますが、実態は、同じものです。

政府は「訪問販売に関する法律」を制定してマルチ商法の規制を計りましたが
同法の定義をほんの少し外した脱法行為の「マルチまがい商法」が続出しました。
何度か法律を強化改正してマルチの定義の枠を広げましたが、未だに「マルチまがい」のすべてをカバーしきれていません。
そのせいで、業者はますます強気になり
『我が社のシステムは合法的で、マルチ商法とは違う』
と、言っているのです。

新規会員開拓に伴うリクルート収入は、本来の商品販売利益より大きな収入になります。
結果として、加入者の激烈な勧誘競争を拡大させ、違法な勧誘が繰り返されることになるのです。

マルチ系への加入時は,比較的小額の投下資本でOKです。,
サイドビジネス,アルバイト的認識で容易に加入する人が多いし,
SOHOをやっていると、思っている人も、多いです。
業者も軽い気持ちで参加できると宣伝しています。
会員は、出資金を取り戻すため(ひいては利益を出すため)、新たな会員を勧誘することになるのです。
その会員も同様に新たな会員を誘います。
いずれは新規会員は頭打ちになります。
そうなりと、出資金を取り戻すことができなくなり悲劇が生まれます。
狙われる対象は、勧誘者は昔の知り合い(小学~高校時代の同級生)や親類、
会社関係などと、知ってる人が多いです。
また,主婦の人が副業感覚ではじめてしまうパターンも増えています。

もし、1ヶ月ごとに、マルチの会員が、倍に増えたとしたら
最初              1人
1か月後            2人
2か月後            4人
3か月後            8人
4か月後           16人
5か月後           32人
6か月後           64人
          :
          :
12か月後         4096人
          :
          :
24か月後    1670万7216人
25か月後    3355万4432人
26か月後    6710万8864人
27か月後  1億3421万7728人(日本人口は約1億2500万人)
2年少しで、日本人の人口を、オーバーしてしまうのです。
それ以前に、日本人の、何%が、マルチに参加すると思っているのでしょう。
こんな商売が、成り立つわけがないのです。


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